避妊法

低用量ピル(OC)

日本では生殖可能年齢女性の約2%が服用してます。
1日1回1錠ずつ毎日服用します(21日間服用、7日間休薬のものもあります)。月経は毎月1回、規則的にあります。
低用量ピルは、正しく使用すれば100%近い避妊効果が期待できます。
さらに避妊以外にも期待できることは
 ・周期が規則的になる (月経をずらすことも可能)
 ・出血期間が短くなる
 ・出血量が減る
 ・月経前症候群や月経痛が軽くなる
 ・にきびや多毛症が軽減する
 ・卵巣がん(上皮性)が激減する
 ・子宮体がんが減る
 ・子宮内膜症の予防になる
などの利点があります。

医薬品の進歩により避妊効果を維持できる範囲でのホルモン用量の減量化がはかられたため、安全性が飛躍的に改善しました。
副作用のほとんどはマイナートラブルと呼ばれるものです。
吐き気、頭痛、倦怠感、乳房の張り、不正性器出血などです。通常は1〜2ヶ月間飲み続けるうちに治ります。
低用量ピルは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという本来卵巣から分泌されているホルモンを内服することで、下垂体から分泌されるホルモンを抑制し、卵胞を成熟させなくします。同時に頚管粘液の性状を変化させ精子の進入を阻止し、さらに子宮内膜にも影響を及ぼし着床することが難しくなり、避妊効果を高めてます。

低用量ピルにはホルモン量の一定な一相性ピルと、量が異なる段階型二相性・三相性ピルがあります(二相性ピルは国内では使用されてません)。それぞれに一長一短があり、使う側の選択にまかされています。

低用量ピルはホルモン含有量が少ないため服用開始が遅れると卵胞が成熟し、排卵してしまうことがあります。初めて低用量ピルを飲み始めるときは、月経の初日から服用することが原則ですが、明らかに月経であることを確認してから飲み始めることが大切であって、1日〜2日のずれは問題ありません。